「闇が深ければ深いほど、強い光を放つ」
こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?
無いかもしれませんし、あるかもしれませんね。僕はなんとなくのニュアンスですが、こんな言葉があったような気がしています(笑)今回の潜在意識の話しは、こんな話になります。
前回の記事で、千と千尋の神隠しのワンシーンを例にとって、潜在意識のトラウマとかコンプレックスとか、闇とか、そういったものが浄化される瞬間についてイメージ的に伝えさせて頂きました。
うまく伝わってないかもしれませんが(笑)ニュアンスはなんとなく掴んでいただけてれば嬉しいです。今回は、その発展形の話になります。
それが冒頭の訳の分からない言葉に繋がるわけですが、「どうつながんねん!」ってところを解説させて頂ければと思います。結論から言うと、「潜在意識のトラウマとかコンプレックス大歓迎!!」って話になります。
ますます意味が分からないかもしれませんが、何故かというと、それらのトラウマやコンプレックスが解消され、180度ひっくり返った時、莫大な財産を手に入れることになるからなんです。
そして、今現在成功をおさめている方の中には、この方法で成功者になった方も沢山います。はい、では徐々にその意味を紐解いていきたいと思います。
ダイの大冒険って漫画をご存知ですか?
また漫画ネタになります。それもかなり古いです。多分今の10代から20代前半の方はご存知ないでしょう。ですけど、かなり面白いので一度読んでいただければと思います。
どんな話かっていうと、ドラゴンクエストの漫画版なんですね。ドラクエはさすがに知らない人はいないと思います。
魔王軍と勇者軍って対立があって、魔王軍は世界を手中に収めるのが目的なんです。勇者軍は魔王軍の野望を阻止しようぜっていう、まあ、ありがちなストーリーです。
で、勇者軍の主人公がダイっていう少年なんです。ダイの仲間には、ポップって魔法使いや、マアムって女の子や、レオナって王女様や、ヒュンケルって戦士がいて、メインのパーティーはこんな感じなんです。
で、それぞれの共通の師匠がアバンっていう過去の大勇者なんですけど、ヒュンケルだけ、アバンの事をとても憎んでたんです。
何故かっていうと、ヒュンケルはもともと捨て子で、魔族に拾われて育てられたんです。これは異例中の異例なんですけど。でも、本当の子供の様にその魔族はヒュンケルの事を育ててたんです。
でも、魔族ですよね?当然の如く勇者軍のアバンとぶつかることになり、その魔族の父は、アバンに殺されてるんです。だからヒュンケルは当然アバンを怨みますよね?
じゃあなんでヒュンケルがアバンの弟子になったかっていうと、アバンに剣術や武術を習って、その習った力でもってアバンを殺して復習しようという腹だったんです。
で、ある日それを実行するんですけど、アバンには勝てず失敗に終わるんですね。で、川に落ちちゃうんですけど。川に落ちたヒュンケルを、ミストバーンっていう魔王軍の参謀が助けるんです。
ミストバーンの企みとしては、ヒュンケルの恨みの心(潜在意識の強い憎しみの感情)を利用して、悪の戦士に育て上げる事だったんです。
で、そこから数年で、ヒュンケルは魔王率いる魔族のリーダーになるんです。だけど、ある日、ダイ達勇者軍とぶつかることになり、隠された真相を知ることになるんです。
その真相は何だったかっていうと、実は、ヒュンケルの父を殺したのは、アバンじゃなかったんです。魔王だったんです。アバンは、ヒュンケルの父の魔族が人間の子供を持ってることに気付いて、見逃してたんです。
だけど魔王が、「人間の子供を持つような奴は魔族の風上にもおけん」って言って、殺したんです。そして、真相を知ったヒュンケルは、かなりの衝撃を受けるんですけど、結果的にダイ達勇者軍の仲間になるんです。
はい、ここまでが、ヒュンケルとダイ達勇者軍が仲間になるまでのストーリーです。
潜在意識と感情エネルギーの秘密
ここからまた、ダイの大冒険のストーリーが進みます。
ある日、ヒュンケルが魔王軍に捕まっちゃうんです。で、ヒュンケルの闇の育ての親のミストバーンがこんなことを言うんです。
「ヒュンケルよ、今のお前は魔王軍に居た頃よりも断然弱くなった。なぜなら、お前はアバンを怨みながら、心の奥底では尊敬の念を抱いてた。だけど、それを心の奥深くに憎しみでもって押し殺すことにより、人間の心と、魔族の心の二つを手にしていたのだ。その光と闇の心がぶつかり合う事により、双方のエネルギーが強まり、お前は最強の戦士となっていたのだ。だが、光りの心しか持たなくなったお前なんかはもうとるに足らない。」
この言葉、実は、人間の潜在意識と感情エネルギーの秘密を深くついてるんです。で、ヒュンケルに悪の心が莫大に増す薬を渡してこう言うんです。
「ヒュンケルよ、このまま処刑されて殺されるか、この薬をのみ、莫大な悪のエネルギーを手に入れ魔王軍の最強戦士に戻るか、一つを選べ」
で、ヒュンケルは、「薬を飲む方を選ぶんです」ヒュンケルの仲間も一緒に捕まってたんですけど、仲間に「いいか、最後まで俺を信じてくれ」って言い残して。
で、とうとう処刑当日、ヒュンケルはその薬を一気飲みしました。ヒュンケルの体から、闇のエネルギーがあふれ出し、目つきは凶悪そのもの。仲間が叫びます。
「ヒュンケルー、信じてるぞー!!」
その瞬間、ヒュンケルの体から眩い光があふれ出します。
ミストバーン:「そんあ・・・バカな、なぜ・・・」
ヒュンケル:「ああ、良い気分だ、俺は今最高の力を手にすることが出来た、ミストバーン、お前のお陰でな!!」
ミストバーン:「なぜ・・なぜなんだヒュンケル・・・」
ヒュンケル:「教えてやろう、ミストバーン、確かにあの薬を飲んだ俺の心の悪の感情は莫大に膨れ上がり、正義の心を飲み込もうとした。だが、俺の悪に負けまいとする光りのエネルギーもそれに従い、大きくなっていった。そして、俺の正義の意思により、今度は光りのエネルギーが逆に悪の心を飲み込んだんだ。そうだ!!ミストバーン!!お前のお陰で俺は最強の光りのエネルギーを得ることが出来たんだ!!墓穴を掘ったな!!」
ってなわけで、ヒュンケルの作戦勝ちだったんです。続きはコミックを読んで下さい。(僕は集英社の回し者ではありません)
心のエネルギーの秘密と成功への道
ダイの大冒険の作者は、人間の心とか感情とか潜在意識に精通してる方だと思うんです。「闇が深ければ深いほど、強い光を放つ」冒頭のこの言葉は、ヒュンケルの物語そのものなんです。
前回の記事での通り、潜在意識のトラウマとか、コンプレックスとかが浄化される、することが出来るのは事実です。だけど、それだけじゃないんです。
潜在意識のトラウマとかコンプレックスっていうのは、それだけで莫大なエネルギーを秘めてるんです。時には生存本能すら超える力を持つんです。こちらの記事を参照して下さい。
だけど、それら潜在意識のトラウマやコンプレックスなどの闇が浄化されるっていう事は、消えてなくなってしまう訳ではないんです。ここ重要なんですが、エネルギーは残るんです。
で、人間がなにかの事を成したり、成功するのって、莫大なエネルギーが必要なんです。で、成功者がどうやってエネルギーを手に入れたかっていうと、潜在意識のコンプレックスとかトラウマとかを解消して、エネルギーだけをゲットしたんです。
トランポリンをやってるところを想像してみて下さい。高く跳ねる時って、それだけ下に沈まないと高く上がれないですよね?
沈むときが、コンプレックスやトラウマのエネルギー、そしてそれを180度ひっくり返すと、プラスのエネルギーに変換されより高く飛ぶことが出来るんです。
要するに何が言いたいかっていうと、潜在意識のトラウマとか、コンプレックスっていうのは、強ければ強いほど、それが解消された時莫大な光りを放つって事なんです。
「じゃあどうすれば潜在意識のコンプレックスとかトラウマとかを解消して、成功できるの?」
ここが一番重要ですよね?はい、ちゃんと機会を設けてその方法を書いていきたいと思います。今回はこんなところにしたいと思います。
まとめ
今回は、「潜在意識の闇を180度ひっくり返して成功する方法(ダイの大冒険より抜粋)」って事で、例のごとく半分以上漫画の話しでした(笑)
簡単に言うと、モテなければモテない程、モテる資質があり、貧乏であればあるほど、金持ちになる資質があり、バカであればあるほど、頭が良くなる資質があるって話です。
本人がそれを気にしていればいるほど、ひっくり返った時のエネルギーが莫大になるんです。
ってなわけで、今回はこの辺にしようと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました!!