今回は、「青葉真司の退院はいつなのか?京アニ放火犯のリハビリ開始 今の顔が公開される」という事で書いてまいりたいと思います。
2019年(令和元年)7月18日に京都市伏見区のアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)第1スタジオが放火され、社員36人が死亡するなどした事件で、その直後全身やけどで病院に搬送された青葉真司が、5月27日に放火・殺人などの疑いで逮捕され、およそ10か月ぶりに公衆の場に姿を現しました。
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京都アニメーション放火殺人事件とは
2019年7月18日昼前に、京都アニメーション第1スタジオ1階に当時41歳の男が侵入し、ガソリンを撒いて着火した事により爆燃現象が発生した。結果としてスタジオは全焼、社員36人が死亡、33人が重軽傷と、日本国内で起きた事件としては過去に例を見ない大惨事となった事件である。
世界で人気を得ていたアニメ制作会社を標的とした大量殺人事件は世界規模で衝撃を与えた。内閣総理大臣や国際連合事務総長、各国の政府の長や大使館、各界の著名人から弔意が寄せられ、また、Twitterではハッシュタグ「#PrayForKyoani」と共に、様々な言語による追悼や応援の声が上がった。更に、国内外からの寄付による義援金は30億円を超え、税制上の優遇制度を適用する特例措置が取られた。一方、事件で死亡した犠牲者全員の氏名が公表されるまで1か月以上かかる異例の事態となり、実名報道の是非や要否についての議論が巻き起こった。
被疑者の男も犯行時に重傷を負い、事件直後に身柄を確保された。2020年5月27日に回復し、京都府警に逮捕され、公共の場に姿を現した。
青葉真司に関する記事
【独自】全身やけど痕の京アニ事件青葉容疑者 医療チーム「真相解明のために治療」
事件から10ヶ月で逮捕
ストレッチャー乗って京都伏見警察署に入るマスク姿の青葉真司(42)容疑者。顔や腕にはやけどの痕があり、事件直前の様子とは様変わりしていた。
京都アニメーション第1スタジオに火が放たれたのは2019年7月。警察などによると、青葉容疑者は3階建ての建物の中心部にあるらせん階段付近にガソリンをまき放火した。
建物内には70人の社員がいたが、33人は逃げることができず中で亡くなった。37人は脱出することができたが、3人がその後亡くなり1人は今も入院している。
一方、青葉容疑者は全身の9割に重いやけどをして一時重とくな状態に。
医療チームが取材応じ「真相解明のために」
事件から2日後、高度な治療を受けるため大阪府の近畿大学病院に転院し、約4カ月間皮膚移植などの治療を受けた。
この時治療にあたった医療チームが初めてFNNの取材に応じ当時の心境を語った。
「被害にあった方とそのご家族のために真相を解明しなければならないと考えていました。患者の状態を回復させる病院としての責任を果たすべく治療を行いました。犠牲になった方々、被害にあった方々とそのご家族のために真相解明が進むことを願っています。」
取り調べ応じ容疑認める
京都府警 川瀬敏之捜査一課長:
今後、被疑者の取り調べを中心に捜査を進め事件の全容解明に努めます。取り調べに素直に応じ落ち着いた様子だったという青葉容疑者。
「ガソリンを使えば多くの人を殺害できると思い実行した」と容疑を認めているが、一方で反省や謝罪の言葉は特に述べていないという。
遺族の思い
事件で犠牲となった津田幸恵さんは約20年間「映画けいおん!」や「涼宮ハルヒの憂鬱」など多くの作品の繊細な色使いを支えてきた。
津田幸恵さんの父 伸一さん:
ずっとこの10カ月間ひどい悲しみに悩まされているんですけど、そんな中で私自身は犯人対して恨みとかそういう感情は持ちたくない。悲しみだけで十分じゃないですか。十分すぎるほどです。そんな中に、人に対してどうこう思う心があればその分ものすごくしんどいと思うんですよね。たぶんそんな状態になったら生きていけません。今後は治療しながら取り調べへ
凄惨な事件をなぜ起こしたのか。青葉容疑者はこれまでの任意の事情聴取に対して、「多くの人が働いている第1スタジオを狙った。どうせ死刑になる」と話していた。
27日夕方青葉容疑者の身柄は医師が常駐し医療設備が整った大阪拘置所に移された。
警察は今後治療を進めながら動機の解明など慎重に調べを進める方針。
(「Live News it!」5月27日放送)
FNNプライムオンラインより
やけど生々しい姿
逮捕された青葉真司は、午前8時ごろ、ワゴン車に乗せられ、入院していた京都市内の病院から京都府警伏見署に移送された。警察署署で車から降ろされた青葉容疑者は、ストレッチャーの上で目をしっかりと開き、変色した指や顔には生々しいやけどの痕がうかがわれた。
現在も病状は重く、食事など介助を必要とする状況ではあるが、5月現在も普段はリクライニング機能付きベッドで寝ており、自力で起きたり歩行する事は困難であるとのことだ。食事もトイレも出来ない状態ではあるが、ある程度会話が出来る状態にまで回復している。会話は一定可能で、入院先の医療機関の情報を元に府警は「勾留に耐えられる」と判断した。
青葉容疑者は犯行に対し「間違いありません」と容疑を認めている。
車いすに座ることも可能だが、長時間は姿勢を維持できず、現在もリハビリが続いている。
重いやけどの高度治療
昨年7発18日の事件で全身の90%近くのやけどを負った。神経まで損傷する「3度熱傷」という重いやけどである。事件2日後に、より高度な治療を受けるため、大阪府内の病院にヘリで移された。皮膚移植を繰り返すなどして重篤な状態を脱し、8月には看護師の呼びかけに応答するようになり、9月までには会話ができるようになったとされる。
事件発生直後の青葉容疑者は、自分の服に火が付いた状態のまま逃走し、100m先で取り押さえられ、京都市内の病院に搬送された。その時に救急隊員は『酷いやけどだから!慎重に、ゆっくり!』と声を掛けながら運んだそうだ。病院の医師も顔をゆがめる程の酷さだった。京都の病院では重篤なやけど治療は困難だったため、近代病院に白羽の矢が立った。同病院には、昨年9月に設立されたばかりの「熱傷センター」があったからだ。
そこで前例のない人口皮膚治療を行い、死亡率95%の重賞から回復させたのである。実施したのは「自家培養皮膚移植」と呼ばれる治療法だった。焼けずに残った部分の皮膚の細胞を培養で増やしてシート状にし、やけどした部分に移植する。培養に3〜4週間かかるため、この間の全身管理が難しい。皮膚の機能がなくなると体内の水分が失われるほか、感染症にかかりやすく、死亡リスクもある。
青葉容疑者は何の罪もない多くの人の命を奪い、そのうえ多額の税金の世話になる可能性まであるわけだ。近大病院で治療を受けて以降、青葉容疑者は事情聴取でこんな言葉を漏らしている。
「人からこんなに優しくしてもらったことは、今までなかった」
「道から外れることをしてしまった」
どうせ死刑・・・罪に向き合ってほしい
瀕死に陥った青葉真司は「どうせ死刑になるから」と漏らしていたが、医師は「青葉容疑者の治療に力を尽くしたのは、被害者と真相解明のためだ。罪に向き合ってほしい」。
近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)で約4か月、治療にあたった医師の一人がマスコミの取材に経緯を語った。
青葉真司は近大病院でのリハビリ中、「意味がない」「どうせ死刑だから」「(自分は)意味のない命」などと投げやりな態度を見せた。食べ物の好き嫌いも激しく、病院食を拒むことも多かった。しかし、この医師が「私たちは懸命に治療した。君も罪に向き合いなさい」と繰り返し諭し、リハビリをさせると、次第に態度の変化も見られた。
昨年11月の転院時、青葉容疑者は医師に「他人の私を、全力で治そうとする人がいるとは思わなかった」と漏らしたという。
退院はいつなのか?
死亡率95%という重傷を負いながら奇跡的な回復まで持ってきた高度な医療。青葉真司の退院時期は、おそらく数か月後になるとみられる。真相解明のために日夜賢明な治療に当たった医師たちの努力が報われる時は、そう遠くない。
現在はリハビリが続いているが、隊員が実現すれば本格的な取り調べが開始するであろう。
一日も早い事件の真相解明へ近づいてほしいものである。
まとめ
今回は、「青葉真司の退院はいつなのか?京アニ放火犯のリハビリ開始 今の顔が公開される」という事で書いてまいりました。
京都アニメーションで制作された作品を紐解いていると、数々の名作が上がってきます。この事件が起こるまでは、全く知らなかった会社ではありましたが、これを機に関心を持ちました。
亡くなった方には名作の重要なポジションを手掛けるクリエイターも多数存在していたそうです。日本の誇るべき文化でもあるアニメの明日を担う逸材たちが、一人の人間の手によって失われらのは、あまりにも痛手と言えますね。
火災(放火含む)に対する危険認識を改めて考え、今後同じような悲劇を繰り返さないように、セキュリティー面や防火面で徹底してもらいたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。