今回は、「俺コロナ事件多発の愛知県 誰が?何故?中高年男性に多い?自己顕示欲?県民性が影響?」という事で書いてまいりたいと思います。
「俺はコロナに感染している」などと言い、人に向けて咳をしたり唾を吐きかけるなどの行為をして逮捕されるという事件が多発しております。特に、中高年男性が目立つほか、突出して愛知県に多いことがわかりました。
この理由や県民性、どのような人物が犯行に走っているのか?この奇妙な事件群にスポットを当て、迫ってみようと思います。
愛知県内で発生した「俺コロナ」事件の一覧(起訴案件)
3月4日 蒲郡市の男(当時57歳=3月18日死亡)
新型コロナウィルスに感染したと知りながら蒲郡市内の飲食店を訪れた疑い。事前に家族に「コロナをばらまいてやる」と話す。
偽計業務妨害容疑で書類送検
3月25日 名古屋市の男(49)
名古屋市内のドラッグストアで「俺コロナなんだけど」と叫びながら店員に咳をした疑い。
威力業務妨害 起訴
3月29日 名古屋市の男(43)
名古屋市の家電量販店で「俺コロナだよ」と店員に発言した疑い。
威力業務妨害 公判中
4月7日 犬山市の男(78)
名古屋市のマッサージ店で「俺コロナ」と店員に発言した疑い
威力業務妨害 捜査中
4月17日 大治町の男(38)
大治町役場で「陽性反応が出た」と言いながら職員に向かって咳をした疑い
威力業務妨害 捜査中
5月15日 住所不定の男(63)
東郷町の公共施設で「俺コロナだぞ」と言いながら職員に唾を吐きかけた疑い
威力業務妨害 暴行罪で起訴
5月15日 名古屋市の男(54)
名古屋市の路上で「コロナばらまくぞ」と言いながら住民に息を吹きかけた疑い
脅迫 捜査中
なぜ愛知で多発?
愛知県以外では松江市や宇都宮市など各地で発生している。しかし、愛知県で逮捕、発表される件数が突出して多い。県警幹部は「この社会情勢下では、たった一言の悪ふざけでも悪質性は非常に高い。逮捕、発表することで抑止につなげるのが重要だ」と強調する。
愛知県内で「コロナ」発言による逮捕者が多発するのは、県民性に関係があるのか。SNS上では、「不謹慎な冗談を好む」といった投稿も見られた。しかしながら、県民性に詳しい経営コンサルタントの矢野新一さんよると、「愛知はものづくりが盛んで真面目な県民性。県民性と事件とは結びつかない」と否定した。
逮捕者に中高年男性が多い
一方、逮捕者は全員が男で、中高年が目立つのも特徴である。
東京未来大の出口保行教授(犯罪心理学)は、「背景にはゆがんだ自己顕示欲があるのではないか。国民の不安に乗じてコロナをちらつかせることで、他者に恐怖を与え、それが自分の存在を認識させる手段となっている」と分析。さらに、「中高年は社会的な評価を最も求める年代。社会に対する恨みを晴らす犯行とも言える」と指摘する。
「俺コロナ」に関するニュース
「俺コロナ」と業務妨害の男の初公判 懲役1年6か月を求刑 名古屋地裁
2020/06/10 11:53名古屋の家電量販店で店員に対して、「俺コロナだよ」と話し、店の業務を妨害した罪に問われている男の初公判が開かれ、検察側は、懲役1年6か月を求刑しました。
起訴状などによりますと、名古屋市中村区の岸野尚史被告(43)は、ことし3月、名古屋駅前の家電量販店で、店員に「俺コロナだよ、コロナだよ」などと話し、店内を消毒させるなど、店の業務を妨害した罪に問われています。
10日、名古屋地方裁判所で初公判が開かれ、岸野被告は、起訴内容を認めました。
検察側は、「飲酒をして店を訪れ、スマートフォンを購入する際に時間がかかったことに苛立ち、犯行に及んだ」と指摘したうえで、「被害は重大であり動機も身勝手」だとして懲役1年6か月を求刑しました。
一方、弁護側は、コロナに対して強いインフルエンザという認識しかなかったなどとして寛大な判決を求めました。
判決は、6月26日に言い渡される予定です。(10日11:53)
CBCニュースより
まとめ
今回は、「俺コロナ事件多発の愛知県 誰が?何故?中高年男性に多い?自己顕示欲?県民性が影響?」という事で書いてまいりました。
自己顕示欲の高い人間が、破れかぶれで起こした事件ですね。現場に居合わせたわけではないので詳しい状況は分かりませんが、単に「俺コロナ」というだけではなかなか逮捕にまで至らないでしょうから、相当悪質な行為をしたに違いありません。
社会に対する恨みという事を推察する専門家の意見もあります。そこから鑑みると、うだつの上がらない中高年が、たまったうっ憤を晴らしに腹いせでやってしまったといったところでしょうか。しかし、単なる腹いせでは済まされない亊だってあります。
良識のある大人は、決してすることのないのですから、どこかネジが1本2本外れているのでしょうね。私もこんな中高年にならない様に気をつけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。